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Vol.4 No.2
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2つの抗菌剤透浸中心静脈カテーテルにおける感染防御効果の比較 中心静脈カテーテル留置による感染は重篤な併発症で、治療費も高くなる。ミノサイクリンとリファンピンまたはクロルヘキシジンとスルファジアジン銀を透浸した中心静脈カテーテルは、透浸していないカテーテルよりも、カテーテルコロニゼーションやカテーテル関連の血行性感染を減少させる。in vitro試験と動物実験において、ミノサイクリンとリファンピン透浸カテーテル(M-Rカテーテル)は、クロルヘキシジンとスルファジアジン銀透浸カテーテル(C-Sカテーテル)よりも感染により効果的であることが示唆されている。しかし、これら2つのカテーテルの臨床的有効性を直接的に評価した報告はない。 1995年12月から1997年7月にかけて、12の大学関連病院において、中心静脈カテーテルを3日以上使用する予定のハイリスク成人患者を対象に、M-Rカテーテル(Cook Spectrum,Cook Critical Care,Bloomington,Ind.)とC-Sカテーテル(Arrowguard Blue,Arrow International,Reading,Pa.)を使用した。前者は$70で、外側と内側表面に抗菌活性を有し、薬剤含有量はミノサイクリン11.08mg・リファンピン10.5mg/カテーテルであった。後者は$61で、外側表面のみ抗菌活性を有し、薬剤含有量はクロルヘキシジン0.75mg・スルファジアジン銀0.70mg/カテーテルであった。カテーテル抜去後、カテーテル先端と皮下部分各4cmを培養した。臨床的にカテーテル関連感染が疑われた患者では、末梢血培養も行った。全部で865本のカテーテルを挿入し、738本で完全なデータが得られた(M-Rカテーテル356本、C-Sカテーテル382本)。カテーテルのコロニゼーションはM-Rカテーテル7.9%、C-Sカテーテル22.8%、カテーテル関連血行性感染はM-Rカテーテル1例(0.3%)、C-Sカテーテル13例(3.4%)と、M-RカテーテルではC-Sカテーテルより感染率が低かった。また、カテーテル関連感染を起こした7人の患者のうち、5人でカテーテルと血液の菌のDNA fingerprint patternが同じであった。 (訳:豊口禎子) Carlisle Vol.4 No.2 p8-10 Summer 1999 | |