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Vol.4 No.4 |
衛生抗菌製剤としてのアルコール・ジェルの検討 医療従事者の手指を介する細菌の伝播は、長期ケア施設と急性期ケア施設の両方における病院感染の主要な原因である。効果的な手洗いや手指の清潔保持方法を遵守することによって、この伝播経路を断ち切ることができる。 本研究では5つの手洗い方法について、細菌学的な効果と手荒れについて検討した。抗菌薬非配合液体石鹸、抗菌薬配合液体石鹸、アルコール・ジェル、抗菌薬非配合液体石鹸とアルコール・ジェルの併用、抗菌薬配合液体石鹸とアルコール・ジェルの併用の5つの方法について、グローブ・ジュース方法で実験を行った。 それぞれの方法は、Healthcare Personnel Handwash Procedureに則って実施し、手荒れの程度は25回の手洗いの実施後に4項目の指標を用いてスコア付けして評価した。 5つの方法のうち、抗菌薬配合または抗菌薬非配合の液体石鹸と、アルコール・ジェルの併用が最も細菌数を減少させ、アルコール・ジェルのみ、または抗菌薬配合液体石鹸のみの方法よりも効果的であり、抗菌薬非配合液体石鹸のみの場合がもっとも細菌数の減少が少なかった。どの方法においても手荒れについては、ほとんど発生がなかった。 本研究の結果より、細菌学的効果と手荒れの両方を勘案し、最も効果的な手洗いの方法はアルコール・ジェルと、抗菌薬配合または抗菌薬非配合の液体石鹸の併用による方法であることが示された。 (訳:西岡みどり) Carlisle Vol.4 No.4 p8-10 Winter 2000 | |