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Vol.5 No.4 |
在宅医療におけるneedleless
システム使用に関連した血流感染と 米国では医療費軽減のため、従来病院で供給されていた医療の多くが在宅で行われるようになった。なかでも、在宅輸液療法が最も急速に増加している。介護者の血液感染の危険性を減少するため、needlelessシステムが使用されるようになったが、患者への有害反応の危険性やリスク対策の調査はほとんどなされていない。そこで、3種の異なったneedleless システムを連続して使用したときの血流感染(BSI)に関する調査をケースコントロール研究とコホート研究で行った。 1994年2月、Coram HealthcareではClave(ICU Medical、Irvine、CA)needlelessシステムを使用していたが、Claveシステムからの輸液の漏出の報告が増加したため、1994年5月末、Safsiteシステム(Braun Medical、 Bethlehem、PA)を導入した。しかし、導入後数週間でグラム陰性菌によるBSIの報告が増加し、Coramの看護婦のうち数人は、needlelessシステムのエンドキャップをより頻回に交換するように患者に指導した。1994年11月には、SafsiteシステムのかわりにInterlinkシステム (Baxter、Deerfield、IL)を採用した。 中心静脈カテーテル(CVC)またはmidlineカテーテルを使用しており、1994年2月から1995年4月にかけて、BSIを発症した患者53人と発症しなかった患者71人を調査した。BSI発症患者は、非発症患者に比較し、有意に若く、教育水準が低く、多接続口を有するCVCを使用し、皮下トンネルCVC(シャワー浴を許可)を使用していた。検出菌の49%は親水性グラム陰性菌(緑膿菌、セラチア等)であり、湿性感染を示唆した。BSIを発症した患者53人の65回の感染例のうち、Clave使用期の感染11例、Safsite期41例、Interlink期13例であり、Safsite使用期に感染率が高かったが、エンドキャップ交換を週1回、週2回、2日毎にと、交換頻度を多くするに従って減少した。ゆえに、BSIのリスクにはエンドキャップの汚染が関与していることが示唆された。これらの結果より、在宅医療には感染制御のより実践的教育の必要性が実証された。 (訳:豊口禎子) Carlisle Vol.5 No.4 p8-10 Winter 2001 | |