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Vol.7 No.1
Review-3
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1992−1998年における米国の外科手術部位感染(SSI)率:全国院内感染サーベイランスシステムに基づくSSI危険指数
Gaynes, R. P., et al.
Surgical site infection(SSI)rates in the United States, 1992-1998 : The national nosocomial infections surveillance system basic SSI risk index. J. CID, 33(Suppl 2): S69-77, 2001.
全国院内感染サーベイランス(NNIS)システムを用いて、NNISに基づく外科手術部位感染(SSI)危険指数により、SSI発症の危険性を予測することが検討された。NNISに基づくSSI危険指数は、患者の危険因子〔判定基準:米国麻酔学会術前評価スコア(身体状態:1は健常人に近く、5は24時間生存予測困難)、3、4、5は汚染または高度感染といった創傷分類;手術手技を考慮した手術時間などの分類〕をスコア化し、グッドマン−クラスカル統計法にて算出した。
1992年1月から1998年6月にかけて、225のNNIS参加病院から738,398件の報告がなされ、この中の19,267件がSSIを発症している。NNIS手術方法は心臓手術、開腹術、帝王切開術等44種類に分類されている。44種のNNIS手術方法のうち34種において、危険指数が増加するに従ってSSI率は有意に増加した(p<0.05)。ただし、種々の手術の併用時には、NNISに基づくSSI指数は有用ではなかった。胆嚢切除術においては、内視鏡使用率は1992年の59%から、1997年は72%へと増加し、SSI率は内視鏡使用時には有意に低下した(内視鏡使用時0.6%vs 非使用時1.8%)。また、大腸手術でも内視鏡使用時にSSI率は有意に低く、虫垂切除術、胃手術では他の危険因子がないときのみ、内視鏡使用はSSI率を有意に低下した。SSIを発症した患者のうち14,949件(78%)に記録があり、そのうち46%は入院時に、16%は退院後、38%は再来院時に検出された。NNISに基づくSSI指数は広範囲の手術手技の危険性を予測するのに極めて有用である。
(訳:豊口禎子)
Carlisle Vol.7 No.1 p11-12 Spring 2002
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