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Vol.8 No.2 |
米国健康管理施設における感染制御プログラムのための職員配置の必要性:Delphiプロジェクト報告 1985年、米国疾病管理予防センター(CDC)は院内感染制御の効率性に関する研究結果を報告し、米国における感染制御プログラムでは急性期疾患治療施設250床毎に1人の感染制御専門員(ICP)を配置することが最適であると報告した。その後、健康管理システム、患者人口、感染予防業務や制御プログラムへの期待が大きく変化し、ICPからは感染制御活動の増加とともに、人員不足も報告されている。そこで、ICPの組織は米国健康管理施設における感染制御プログラムのために必要な人員を同定する調査を、3期に分けて行うこととした。今回は第1期の調査であり、ICPの活動と資源を確認する目的で行われた。 1999年9月〜2001年7月にかけて、20州の32人のICP(医療技術員3人以外は全員看護師、感染制御従事平均経験年数9.41年)で、専門性、業務内容、従事時間等について調査を行った。感染制御業務に費やす時間の活動割合は、サーベイランス27%、教育16%、感染防御14%、情報伝達活動14%等であった。感染制御業務における本質的職務に対する不履行率は平均7.71%であり、本質的な感染制御業務は表面的にしかできない、業務時間外や自宅に持ち帰り遂行しているとの報告もなされた。競合する業務負担や適切な資源の欠如(人員、設備、時間等)が、本質的な感染制御業務の不履行の原因となっていた。また、急性期治療病床100床あたり0.8〜1人の専任ICPの配置が適切であることが示唆された。 ICPの役割や期待は旧来のものから拡大している。人員配置は病床数だけを考慮するのではなく、プログラムの規模、健康管理施設やシステムの複雑性、患者の特性、施設や社会の特有性や緊急性を考慮しなければならない。 (訳:豊口禎子) Carlisle Vol.8 No.2 p8-11 Summer 2003 | |