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Vol.8 No.3

 

英国の病院感染対策 

堀 賢

(順天堂大学医学部呼吸器内科)


はじめに
現代の高度先進医療の発展につれて、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や多剤耐性グラム陰性桿菌といった多剤耐性菌による病院感染症(Hospital Acquired Infection、HAI)が、多くの病院で発生し抗生物質が十分な効果を果たさなくなっている。このような問題を背景として、日本でも病院感染対策の重要性が次第に認識され、日本感染症学会を中心に、12の学会が合同で感染制御医(Infection Control Doctor、ICD)の専門医資格の認定を開始した(2003年現在16学会が関与)。認定資格発給開始後、すでに3,600人を越すICDが誕生している。日本のICDは感染症治療を専門とする医師が中心であるが、英国では臨床微生物学の専門医ないしは感染制御の専門資格を修得した医療従事者によって行われている。


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Carlisle Vol.8 No.3 p1-3 Autmn 2003