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Vol.11 No.1
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感染制御10年の歩み |
小林 寛伊 (東京医療保健大学) |
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はじめに 10年前に、感染制御に関する話題を濃縮して詰め込んだ小冊子、CARLISLEを刊行することになった。Carlisleは、スコットランドへの国境を占めるイングランドの古城のある町で、Listerが、石炭酸を適用するヒントを得た町である。つまり、当時のCarlisleにおいて、下水処理場に石炭酸を散布することで悪臭がなくなり、そのような土地を利用した牧草地で育った牛に寄生虫が見られなくなったという報道がヒントとなって、Listerは石炭酸を骨折の開放創に適用することを思いつき、試行錯誤を繰り返した後、1865年8月12日に11歳の少年、Games Greenlesに適用して成功を収めた。これが、現在の無菌手術の曙となった。 この史実から、小冊子の名前として“Carlisle”の地名を借用した。借用に当たっては、Edinburghでの学会の帰路、敬意を表しにCarlisleの町を訪れた。近代化した素敵な都市に変貌していたが、古城には古き時代のにおいが強く感じられた。 Carlisle創刊後の10年間は、感染制御学にとって、めまぐるしく変動する時代であった。そして、日本の感染制御の体勢は、21世紀に向けて大きく前進し、世界の水準に躍り出た時代でもあった。そんな10年間を振り返ってみて、これからの更なる飛躍に資することが出来れば幸いである。 ※この記事に関しては抜粋のみ掲載しております。全文をご覧になりたい方はこちらよりご請求ください。 Carlisle Vol.11 No.1 p1-7 Spring 2006 | |