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Vol.12 No.3
Review-1

ICUにおけるカテーテル関連血流感染の減少を目的とした介入
Pronovost P, Needham D, Berenholtz S, et al.

An Intervention to Decrease Catheter-Related Bloodstream Infections in the ICU.
N Engl J Med 2006;355:2725-2732.


 米国におけるカテーテル関連血流感染(CR-BSI)は、各年80,000件が報告され、28,000名の患者がICUで死亡している。米国疾病管理センター(CDC)の国際院内感染サーベイランス(NNIS)システムによれば、ICUでのCR-BSIの中央値は、1,8〜5,2/1000カテーテル日数の範囲となっている。CR-BSIを減少するための介入について、これらの調査を立証するため、ミシガン州でCR-BSIの減少ができた地域を調査し、介入の実施後18カ月の介入効果を評価した。1981年から103カ所のICUの月次報告と375,757のカテーテル日数を分析した。
 本研究が開始された時、67病院中13病院(19%)のICUでカテーテルのラインキットにクロルヘキシジンが使用されていた。ベースラインデータ後の3カ月(2004年6月〜8月)の間に調査が実施されたICUのカテーテル日数/月の平均は、4,779であった。フォローアップ期間中、カテーテル日数/月の平均は、介入実施後4〜6カ月で4,757から実施後10〜12カ月の5,469までの範囲であった。CR-BSIの全体的中間割合は、ベースラインで感染/1000カテーテル日数が7.7から介入実施後0〜3カ月で2.3まで減少し、フォローアップの18カ月の間では、1.4まで減少を示した(p<0.002)。有意な低下は、教育している病院としていない病院の両方、200床以下の小規模病院、200床以上の病院で証明された。多重回帰モデルは、全ての研究期間中にCR-BSIの割合が減少した。ベースラインの比較では、介入実施後0〜3カ月で0.62(95%,CI:0.47-0.8)から16〜18カ月で0.34(95%,CI:0.23-0.50)まで継続的に発生率が減少した。介入とベッド数の間には、有意な相互関係があり、小規模病院は介入効果がなく、100床の病院で発生割合は、0.97(95%,CI:0.96-0.99;p<0.001)であった。根拠に基づく介入は、18カ月間の研究期間を通して持続したCR-BSIの減少(66%)を維持した。

(訳:白石 正)


Carlisle Vol.12 No.3 p8-10 Autumn 2007