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臨時付録

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Vol.7 Suppl.4 第17回日本環境感染学会 ランチョンセミナー1 記録集
(2002年)

開催日:2002年2月22日〜23日 
開催地:大阪国際会議場

  ごあいさつ
  松本 文夫 (神奈川県衛生看護専門学校付属病院名誉院長)
  • 病院感染対策の新しい動き
    大久保 憲(NTT西日本東海病院外科部長)
 今回は「病院感染対策の新しい動き」と題して、EBM(Evidence-Based Medicine)に基づいたガイドラインの新しい流れをいくつか紹介していきたい。「医療現場における手指衛生のガイドライン」、「血管内留置カテーテル感染防止のガイドライン」、「造血幹細胞移植患者の日和見感染予防のためのガイドライン」、「医療施設における環境感染防止ガイドライン」など、最近米国でEBMに基づいたガイドラインがいくつか示されている。ちなみに日本では何年も前から「環境感染」という言葉を使っていたが(この環境感染学会のように)、今度米国でも初めてenvironmental infectionという言葉を使ったガイドラインが出されたことは注目に値するものである。
 まず、ガイドラインはどういうものであるべきか、あるいはEBMとどのように結びついているのかを、米国の例をあげて話していきたい。ガイドラインを作成する際には、誰を対象にするか、何を対象にするか、どのような委員、どのような構成メンバーでつくるかが大切なポイントであるが、もうひとつ「何のためのものか」ということも非常に重要なことである。すなわち、全体のレベルを平均化するためではなく、ボトムアップすることによって全体のレベルアップを図るためのものだという、この点が最も重要なことである。
 それは、いろいろな対策を画一化するということではない。ガイドラインは、それを見た人がその事例に合うように柔軟性をもって解釈し、自分の診療あるいは感染防止に役立てるためのものである。ちなみにマニュアルとは、こういう事態が起きたらまずこういうことをする、その次にこれをするというように、段階的にきちんと流れが決められているものをいう。ガイドラインはそのまま適用するものではないので、マニュアルとは必然的に違ったものになる。


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Carlisle Vol.7 Suppl.4 Appendix  2002