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ごあいさつ
竹末芳生(広島大学大学院医歯薬学総合研究科 第1外科 助教授)
- 感染制御におけるパラダイムシフト
賀来満夫(東北大学大学院内科病態学講座 感染制御・検査診断学教授)
感染制御に関する基本的な考え方を見直す
いま私たちの周りには、さまざまな感染症の新たな問題が生じ、大きな脅威となっ
ています。まず、MRSA(methicillin-resistant Staphylococcus aureus)を代表する薬剤耐性株の問題です。MRSAは米国でも急増してきており、その対応にあたって
は、SHEA(The Society for Healthcare Epidemiology of America)とCDC(Centers
for Disease Control and Prevention)の考え方が異なっているという事実からも、
いかに薬剤耐性菌の制御が難しいかという事実の表われかと思います。また、環境問
題も決して感染症と無縁ではありません。地球温暖化に加え、交通のグローバル化は
感染症のグローバル化をもたらしており、環境が感染源となるレジオネラによるアウ
トブレイクは決して後を絶つことはありません。さらに、一昨年、世界中をパニック
に陥れた新たな病原体SARS(severe acute respiratory syndrome)、そして、2004
年から2005年にかけて世界をパニックに陥れている鳥インフルエンザなど新たな病原
体出現の問題もあります。米国で起こったバイオテロもまたいつ起こるかわからない
状況にあります。
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Carlisle Vol.10 Suppl.10 Appendix 2006
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