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臨時付録

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Vol.16 Suppl.25 第26回日本環境感染学会 教育セミナー 記録集
(2011年)

開催日:2011年2月18日
開催地:パシフィコ横浜

血液培養のup to date

ごあいさつ
  小林 寛伊(東京医療保健大学/大学院 学長)
  • 血液培養の意義
    松本 哲哉(東京医科大学微生物学講座 主任教授
            東京医科大学病院 感染制御部 部長)
血液培養の意義
  血液培養については、まだ結論が出ていない点もけっこうありますが、今、海外の専門家の意見を含めてどのように考えられているかについてお話いたします。
 血液培養の目的は、「菌血症あるいは敗血症の診断」、「感染症の起炎菌の診断」、「各種診断のきっかけ」の3 つです。菌血症は、培養が陽性となる程度に応じて、一過性菌血症、間欠的菌血症、持続性菌血症と大きく3 つに分けることができます。定義の上では、菌血症は一言でいえば循環血流中から菌が検出できる状態ですので、血液培養が陽性ならば、それで菌血症と診断できます。
 血管内に入った菌は血流に乗って全身を回りますが、通常なら網内系、肝臓や脾臓に捕えられて殺菌処理されます。これが一過性菌血症ですが、その代表的な例は歯科治療です。口の中にはたくさんの菌が存在し、抜歯の際に、血液中に菌が入ることは珍しくありません。抜歯後のおよそ7 割の人が血液培養が一過性に陽性となるといわれてい
ます。一部の患者では血流中の菌が心臓の弁に付着して、その後、心内膜炎を発症する原因になりやすいのは有名です。そのため、抜歯の際は抗菌薬の予防内服がよく行われています。ただ、抜糸後に血液培養が陽性になっても通常は1回かぎりの陽性であり、一過性菌血症に終わる場合が多いと思います。

  • 質疑応答


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Carlisle Vol.16 Suppl.25 Appendix  2011