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2003.12.11 |
イングランド主席医療官による医療関連感染対策方針 イングランドの主席医療官は2003年12月5日、「勝利の道:イングランドにおける医療関連感染減少のための共同作業」と題する報告書を公表した。この報告書は医療関連感染の減少と抗菌薬耐性の抑制に必要な次の行動を示している。 (1)活発なサーベーランスと調査、(2)カテーテルなど器具使用による感染リスクの減少、(3)感染源の減少、(4)臨床における衛生標準の向上、(5)抗菌薬の慎重使用、(6)組織運営、(7)研究開発。 また、この報告書は以下の新しい方策も示している。 ・すべての公的保険病院経営体(NHS Trust)に感染管理担当役員を任命し、理事長(Chef executive)と理事会(Trust Board)に対して直接の報告責任を課す ・理事長の感染管理に対する法的な責任の自覚を確保する ・理事長に隔離施設確保の義務を課す ・義務的なサーベーランスの範囲を、血流感染(黄色ブドウ球菌に限らない)、手術部位感染、クロストリジウム・ディフィシル感染、退院後感染、感染に伴う重大事例に拡大する ・臨床薬剤師、細菌検査技師、感染症医による抗菌薬慎重処方のための介入 ・国家患者安全当局との連携による危害分析手法などの導入調査 ・地域毎の医療関連感染率のインターネット公表 ・効率的で患者利益につながる国家的な研究戦略の推進 ・重大な集団感染をHPAに報告 ・医療従事者の免疫化ーB型肝炎、結核、インフルエンザ、水痘 ・感染管理チームの役割と責務に関する公的ガイドラインの追加 ・医療監査委員会による医療関連感染に重点を置いた監査 <訳註> 最近の英国におけるNHS Trustは、複数の病院を経営する経営体となっています。感染管理担当役員はそのTrust傘下のすべての病院における感染管理に責任を持つものと思われます。 Eurosurveillance 2003.12.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2003.12.15 | |