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2003.12.18

輸血に関連する新変異型クロイツフェルトヤコブ病の可能性
December 18, 2003, Vol. 7, No. 51
Eurosurveillance Weekly: Possible case of transfusion-associated variant CJD in the United Kingdomの要旨
http://www.eurosurveillance.org/ew/2003/031218.asp
http://www.eurosurveillance.org/index-02.asp


新変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)が英国において輸血を介して伝播した可能性がある。2003年秋に死亡した1症例は、1996年前半に手術で輸血を受けた。その当時、献血者も受血者も疾病の兆候を見せていなかった。献血者は1999年に発病し、その後死亡した。受血者は2003年に発病し、死後vCJDであることが確認された。英国において献血者のvCJDチェック、白血球の除去、英国起源の血漿による血液製剤製造の停止などが行われたのは、1997年以降である。上記例の他にイングランドとウェールズにおいて15名の人がその後vCJDを発病した献血者から輸血を受けており、連絡が取られている。


<訳註>
クロイツフェルトヤコブ病の伝播については、不活性化処理の不十分な乾燥脳硬膜や角膜の移植、下垂体より抽出した成長ホルモンの投与、脳組織に接触する器具によるものが報告されていますが、輸血による伝播の可能性も指摘され既に対策がとられています1)。日本においては1980年から1996年までの間にウシ海綿状脳症(BSE)の流行した英国に通算6ヶ月以上滞在した人の献血は受け付けないことになっています2)

1)Johnson RT, Gibbs CJ:Creutzfeldt-Jakob Disease and Related Transmissible Spongiform Encephalopathies. N Engl J Med 1998;339:994-2004.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=9869672&dopt=Abstract

2)厚生労働省.牛海綿状脳症(BSE)に関する厚生労働省の対応状況について.2001年3月19日.
インターネット公開資料 http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html


Eurosurveillance 2003.12.18/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2003.12.22