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2006.08.31 |
アイルランドの介護施設における基質拡張型β-ラクタマーゼ産生大腸菌の集団感染 2006年5月、アイルランドのある介護施設で、1週間の内に、2名の療養者の尿から2件、基質拡張型β-ラクタマーゼ(extended spectrum beta-lactamase: ESBL)産生大腸菌が検出された。さらに調査した結果、さらに5名の療養者の尿からESBL産生大腸菌が検出された。この施設では、2005年の調査で、1名からESBL産生大腸菌が検出されていた。これまでのところ重い全身的感染は発生しておらず、死亡例はない。この施設での療養者44名のうち、41名が呼吸器ないし尿路感染症のため、なんらかの抗菌薬療法を受けており、14名は5剤以上の投与を受けていた。 この施設の設備と感染対策に問題はなく、特別なリスクがあったとは思われない。同じ地域の約90の介護施設を調査したところ、さらに19の施設において、ESBL産生大腸菌が1名以上の療養者から検出された。介護施設の療養者は感染症にかかりやすいため、抗菌薬療法を受けることが多い。また入所直前まで入院していた療養者も多いため、介護施設には耐性菌が持ち込まれるリスクが常に存在する。 <訳註> 基質拡張型β-ラクタマーゼ産生(ESBL)大腸菌については、こちらを参照ください。 Eurosurveillance 2006.08.31/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2006.09.04 | |