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2007.05.17 |
全ての試験済み薬剤に対して耐性を持つ結核菌の、イタリアにおける初の症例 広範囲薬剤耐性結核菌(XDR-TB)は、我々の治療手段のほとんどを以ってしても対応で きないほど深刻な種類の結核菌である。 2007年3月の時点で、少なくとも1件のXDR-TBの症例が確認された21カ国のうち10カ国がヨーロッパ圏内もしくはその境界地域に属することが、有効な根拠によって示された。 昨今、M.tuberculosisに対して有効であると認められたfirst-line drugs とsecond-linedrugs 全てに対する耐性を持ったについて"XXDR" ("extremely drug resistant"「極度薬剤耐性」)という名称をあてることが提案されている。 イタリアで報告された2件の"XXDR"症例は、XDR-TBに関する調査が未だにさまざまな 問題を抱えているということを示唆している。 また、研究の中で報告された症例のうち、全てのXDRと約50%のMDR-TBが以前はTBとして扱われていたことが判明した。この点とイタリアでの2 症例を結び付けて考えれば、TBに対する誤った対応や、問題発生の際の感染コントロールが最適水準に達していないということがどれだけ重要な影響を及ぼしているかということがわかる。さらに、人々の移動がXDR-TBの状況に大きな影響を及ぼすという点も見逃せない。 ヨーロッパにおけるTB症例削減を実現するためには、それに関する方針とその実行の 改善が必要である。 <訳註> 広範囲薬剤耐性結核(XDR-TB)、多剤耐性結核(MDR-TB)については 「Y's Letter Vol.2 No.22 広範囲薬剤耐性結核(Extensively drug-resistant tuberculosis:XDR-TB) 」を参照ください。 Eurosurveillance 2007.05.17/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2007.05.21 | |