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2008.02 |
オランダの病院における初のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌・ST398集団感染 - 2007年6月 2007年6月、オランダの病院で、外科病棟の患者の糖尿病性足潰瘍からMRSAが検出された。 その後、他の患者や病院職員に対して行われたスクリーニングでは、さらに4人の患者にMRSA感染もしくは定着があり、職員についても5人が保菌しているという結果が出た。 スクリーニングを受けた238人の職員のうち、保菌が確認された5人は鼻もしくは喉に菌の定着が見られ、皮膚には症状が見られなかった。ムピロシン軟膏の鼻への塗布と、クロルヘキシジンによる洗浄が5人全員に対して行われた結果、菌は完全に除去された。 検出された菌株は、全てテトラサイクリン耐性で、パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)によってnon-typable MRSA(NT-MRSA)であることが判明。 全ての菌株がMLST type ST398と相応するspa-type t567であり、このNT-MRSA株が集団感染の原因となった。 今回の集団感染から、病院環境において、看護職員と患者の間では1対1での伝播よりもさらに大きなスケールでのNT-MRSA伝播が起きるということが示された。 <訳註> このNT-MRSAはオランダの豚に見られる菌株で、飼育における抗菌薬の使用が原因と推測されています。今回の集団感染では保菌職員のひとりが養豚場内に居住していました。 MRSAの感染対策については、「Y's Text 消毒薬テキスト > IV 対象微生物による消毒薬の選択 > 2.一般細菌」を参照下さい。 Eurosurveillance 2008.02/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.03.04 | |