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2008.10.16 |
南アフリカで発生した未知の疾病がアレナウイルス感染と判明 2008年9月12日、ザンビアのルサカ在住でサファリツアーの添乗をしている旅行ガイドが重体となり、ヨハネスブルグへ移送された。初期段階の症状としては、発熱、筋肉痛、嘔吐、下痢が見られ、その後、発疹、肝臓機能不全、痙攣も発生した。スキャン検査によって脳浮腫が見つかったものの、検査に使用できる検体を得ることはできなかった。症状が発生してから10日後の9月14日、患者は死亡した。 この患者の移送を担当した救急隊員と、ヨハネスブルグの病院のICUで患者を担当した看護師にも約1週間の潜伏期間の後に症状が現れ、両者とも死亡した。また、救急隊員と接触のあったほかの看護師にも、その後症状が現れた。 2008年10月12日、南アフリカの国立感染研究所(NICD)は、この疾病の原因物質がアレナウイルス科である予備証拠を提示した。 これは、アフリカ南部の国々において初めて確認されたヒトの疾病の原因となるアレナウイルスの症例である。これからの更なる調査により、今回のケースに関わるウイルスの特徴や、このウィルスと現在アフリカ西部に存在するラッサウイルスとの関係が明らかになることだろう。 尚、1969年以降、ラッサ熱がアフリカから他国へ伝染した例が少なくとも24件発生しており、 そのうち16件がヨーロッパへの伝染である。しかし、これらの症例のいずれにおいても、二次的感染が症候性の疾病となったものはなかった。 <訳註> 既知のアレナウイルス感染については、 「Y's Review バイオテロリズムに対する病院感染対策(追補)」のラッサウイルス感染 および、「Y's Letter Vol.2 No.25 感染症予防法の改正について」の南米出血熱をご参照ください。 Eurosurveillance 2008.10.16/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2008.10.21 | |