CDC Guideline |
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| 書誌 | 血管カテーテル関連感染予防のためのガイドライン(2002) CDC: Guidelines for the Prevention of Intravascular Catheter-Related Infections. MMWR 2002;51(RR-10):1-29. http://www.cdc.gov/mmwr/PDF/rr/rr5110.pdf 矢野 邦夫訳:血管内カテーテル由来感染予防のためのCDCガイドライン. メディカ出版、大阪、2003. |
| 注釈 |
CDCは2002年8月9日、「血管カテーテル関連感染予防のためのガイドライン(2002)」を公表しました。このガイドラインは「血管内挿入器具関連感染予防のためのガイドライン(1996)」に代わるものです。カテーテルを挿入する医師またはサーベーランスや感染対策に携わる人を対象にしています。更新にあたり、薬学、感染症学、手術学、麻酔学、看護学、小児科学、在宅ケア等の各学会の専門家からなる委員会が発足し、これまで準備が進められてきました。よって各学会とCDCのthe Healthcare Infection Control Practices Advisory Committee (HICPAC)の合意事項が示されたものになっています。CDCは本ガイドラインを各医療施設においてエビデンスに基づいた感染対策を実施する上で指標のひとつであるとしています。 この勧告は、1) 教育訓練、2) 中心静脈カテーテル挿入時におけるマキシマムバリアプレコーションの実施、3) カテーテル挿入部位の皮膚へ適用する消毒薬の選択、4) 定期的な中心静脈カテーテル交換の廃止、5) これらの対策の実施にもかかわらず感染率が低下しない場合の短期間における抗菌剤含有中心静脈カテーテルの使用などについても述べています。 中心静脈カテーテル挿入とガイドワイヤーによる交換は、適切に教育訓練を受けた医療従事者により、帽子、マスク、滅菌ガウン、滅菌手袋、滅菌ドレープを使用したマキシマムバリアプレコーションの下、実施することが勧告されています。消毒薬に関しては、カテーテル挿入部位の皮膚について2%クロルヘキシジン製剤の適用を推奨した上で、ヨードチンキ、ポビドンヨード、70%アルコールを適用しても良いと述べています*。定期的なポビドンヨードゲルの適用については透析カテーテルの場合に推奨し、末梢静脈カテーテルの場合に否定的に勧告しています。また、処置前の手洗いについて消毒薬入りの石けんと流水または速乾性手指消毒薬の使用を推奨しています。 中心静脈カテーテルついては定期的に交換した場合としない場合において差がないとした報告を参照し、感染予防を目的とする定期的な交換については否定的に勧告しています。輸液ルートの交換も感染が発生した場合を除き72時間以内に定期的に行うべきではないと勧告しています。なお、末梢静脈カテーテルの交換時期については、旧ガイドラインでは72時間、草案段階では96時間となっていましたが、今回は72〜96時間毎の交換を推奨すると表現しています。2001年に示された草案と比較して変更された部分は他にもあり、随所に再検討がなされたものと考えられます** 。 その他の事項としてサーベーランス、挿入部位のケア、カテーテルの選択と交換、関連器具と輸液の交換、接続部の管理、輸液混注の管理、フィルター、専任者、針なし器具、抗菌薬の予防的投与などに関しても肯定的または否定的な勧告が述べられています。 *血管カテーテル挿入部位の皮膚に適用する消毒薬ついて詳しくは「消毒薬テキスト III-1-2 血管カテーテル挿入部位の皮膚」をご参照ください。 ** なお8月16日付けでAppendix Bの誤植訂正が行われています。 |
Yoshida Pharmaceutical Co., Ltd. 2002.09.03 |
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