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III 消毒対象物による消毒薬の選択 |
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1.生体2)医療従事者(1)手洗い概説 34、35)
病院感染対策における最も基本的な要件として、医療従事者による手洗いの励行がある。医療従事者の手指は病原性微生物の伝播媒体となるため、正しい手洗いをマスターし、目的にあったレベルの手洗いが常にできるようにしておかなければならない。1997年英国の暫定ガイドラインは「ほとんどの場合において石けんによる手洗いこそが、交差感染を防ぎ、患者と従事者を感染から防御するために必要なすべてである」と述べている8、9)。
病院における手洗いには日常的手洗い(social handwashing)、衛生的手洗い(hygienic handwashing)、手術時手洗い(surgical handwashing)の3種類がある(表13)。
このうち日常的手洗いは、日常生活における手洗いと同様に、配膳の前やトイレの後などに行う簡易な手洗いである。流水のみの場合、石けんを用いる場合があるが、抗菌成分を含む石けんが用いられることもある。この手洗いによっても通過菌の一部を除去できるが、この手洗いの本質はあくまでも物理的な汚れの除去にすぎず、患者の処置前後などには、より念入りな衛生的手洗いを行う必要がある。 | ||||||||||||||