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(3)クラミジア
クラミジアは細菌の一種であるが、一般細菌より小さく0.3〜0.4μmで細胞に寄生して増殖するため、一般細菌と区別される。DNAとRNAの両方を持ち、細胞壁も有するためウイルス
ではない。細胞外では小形の感染性のある基本小体の形態をなし、宿主細胞の中では大形の感染性のない網様体となり増殖し、クラミジア集団の封入体をつくる。
クロルヘキシジンやポビドンヨードの効果が確認されており、クラミジアの消毒薬感受性は一般細菌と同様と考えられる241,
242)。
[1]オウム病(四類)
◆病原体
2005.02.18改訂Chlamydophila psittaci(以前はChlamydia psittaci)−クラミジア
◆病院感染対策
標準予防策
◆消毒法
一般細菌を対象とする方法
2005.02.18改訂Chlamydophila psittaci(以前はChlamydia psittaci)はオウム、セキセイインコ、ハトなどトリの排泄物を吸入することや、口移しでエサを与えたりすることにより、ヒトに伝播する。高熱、乾性咳嗽、全身倦怠感などのインフルエンザ様症状を呈し、肺炎に至ることもある。鳥は感染してもほとんど症状を呈さない。通常ヒトからヒトへの感染はないと言われ、感染症例には標準予防策を基本とするが、咳・喀痰の多い患者から医療従事者に伝播した疑いが報告されており注意が必要である。
[2]性器クラミジア感染症(五類、定点把握)
◆病原体
Chlamydia trachomatis−クラミジア
◆病院感染対策
標準予防策
◆消毒法
一般細菌を対象とする方法
主要な性感染症のひとつであり、性行為により伝播し、尿道炎と子宮頸管炎など女性生殖器炎を起こす。性器との直接接触により直腸や咽頭にも感染する。感染症例には標準予防策を基本とするが、感染部位から手指やタオルなどを介して眼に伝播し、角結膜炎をもたらすことに注意が必要である。
[3]クラミジア肺炎(オウム病を除く)(五類、定点把握)
◆病原体
2005.02.18改訂Chlamydophila pneumoniae(以前はChlamydia pneumoniae)、Chlamydia trachomatis−クラミジア
◆病院感染対策
標準予防策
◆消毒法
一般細菌を対象とする方法
2005.02.18改訂Chlamydophila pneumoniae(以前はChlamydia pneumoniae)(感染は、一般に無症候または軽症の肺炎となるが、高齢者では重症化することも多く、市中肺炎の8〜20%を占める。飛沫によりヒトからヒトへ伝播し、成人の抗体保有率は高い。Chlamydia trachomatisは産道感染により新生児に間質性肺炎を起こす。感染症例には標準予防策を行う。
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