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抗微生物スペクトル早見表適用部位早見表消毒薬使用濃度一覧

>>> V章参考文献


V 各種消毒薬の特性
2.中水準消毒薬


1)アルコール系

(4)アルコールを基剤とする消毒薬 2, 7, 8, 25)

消毒薬を水溶液ではなくエタノール液とすることで、消毒薬に速乾性を持たせた製剤が市販されている。このようなアルコールを基剤とする消毒薬としては以下のようなものがある。

 0.5%クロルヘキシジンエタノール液(手術部位の皮膚、医療器具)
 0.2%クロルヘキシジンエタノール擦式製剤(手指)
 0.2%塩化ベンザルコニウムエタノール擦式製剤(手指)
 10%ポビドンヨードエタノール液(手術部位の皮膚)
 0.5%ポビドンヨードエタノール液擦式製剤(手指)

これらの消毒薬には、50〜83v/v%のエタノールが含まれており、したがって有効成分として配合されている殺菌成分の殺菌作用のみならず、エタノールによる殺菌作用も期待することができる25〜27)。エタノールは速効的に作用し抗微生物スペクトルも広いので、その作用だけでも十分な効力が得られる場合が多いと思われ、配合されている殺菌成分は速効的な殺菌力の強化というよりもむしろ持続効果などの効果を目的として配合されていると理解することが適切である。

これらのアルコールを基剤とする消毒薬は、発疹等の過敏症状、皮膚への刺激症状、引火性、消毒対象物の変色などに留意して用いる。また、粘膜や創傷部位へ使用すると刺激を生じるので、これらの部位には使用しない。


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