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V 各種消毒薬の特性
4.その他の消毒薬
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1)アクリノール 7, 8)
[1] 特徴
色素系の生体消毒薬として古くから用いられている。生体組織に刺激を与えず深達性で血清蛋白の存在によって作用が減弱されないため皮膚・粘膜の化膿局所に使用される。作用は殺菌的というよりも静菌的であり、特にグラム陽性菌に対して有効である。
[2] 抗微生物スペクトル
グラム陽性菌、グラム陰性菌に有効であるが、長時間の接触が必要である。殺真菌作用はない。抗酸菌とウイルスに関するデータはない。芽胞には無効である。
[3] 作用機序
作用機序は明確ではないがアクリニジウムイオンとなって細菌の呼吸酵素を阻害するためといわれている。また、アクリジン色素は核酸に影響を与えるともいわれている61)。
[4] 適用範囲
(承認に基づく効能・効果)
| 0.05〜0.2%アクリノール液 | 化膿局所(泌尿器・産婦人科術中術後)、化膿性疾患(せつ、よう、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎)、口腔領域 |
| 0.05〜0.1%アクリノール液 | 含嗽 |
[5] 主な副作用
塗布部の疼痛、発赤、腫脹などがあらわれることがある。さらに潰瘍、壊死を生じることがある。過敏症状があらわれることがある。
[6] その他の注意
- アクリノールガーゼによる微生物汚染が報告されているので、アクリノールガーゼを調製・使用する際には汚染に注意する。
- アクリノールで着色すると脱色しにくいので必要以外のものに付着しないように注意する。
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