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2003.06.13a |
最新情報:重症急性呼吸器症候群、トロント トロントにおいてSARSの最初の集団感染257例が発生したのは、2月23日以降いくつかの病院においてであったが、4月20日以降、新規患者の発生が途絶えたため、WHOは4月30日トロントへの渡航制限勧告を解除した。SARS集団発生のあったA病院は、衛生当局の勧告に従い、5月初〜中旬に拡大SARS予防策(緊急対策としての日常的なマスクの着用と接触予防策の実施)を終了した。ところが5月20日、A病院に4月下旬入院していた2例を含む5例が他のリハビリテーション病院で発熱し、2例の1例からSARS関連コロナウイルスが検出された。そこで再調査したところ、A病院の肺炎症例の中から8例のSARS症例が新たに発見され、5月23日以降、新規入院停止やSARS予防策復活などの措置が講じられた。この2回目の集団発生における最初のSARS症例は、入院中の4月19日に発症したが吸引性肺炎と思われていた症例であり、その周囲の患者・面会者・医療従事者にSARSが判明した。A病院では6月9日までに79例の新たなSARS伝播が発生しているが、そのほとんどは5月23日までに伝播したものである。この事例は、患者間あるいは患者・面会者間のSARS伝播が見落とされる可能性があり、拡大SARS予防策の中断をどの時点で行うかの判断が難しいことを示唆している。 <訳註> SARSに関しては、Y's Letter No. 18をご覧下さい。 MMWR:2003.06.13/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2003.06.16 | |