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2006.03.24 |
代替薬に対する広範囲耐性を持った結核菌の出現
1990年代、isoniazidとrifampinに耐性である多剤耐性結核(mulitidrug-resistant turberculosis: MDR TB)が出現した。多剤耐性結核の治療には代替薬(second-line durgs: SLDs)の使用が必要だが、それらは効果が劣り、毒性が強く、高価である。これらの代替薬に対する耐性を持つ結核が報告されたため、CDCとWHOは、それら広範囲薬剤耐性 (extensively durg-resistant : XDR) 結核について調査を行った。その結果、2000-2004年に調査された17,690の結核菌分離株のうち、20%がMDRであり、2%がXDRであった。Population-basedデータによると、米国(1993-2004)、ラトヴィア(2000-2004)、大韓民国(2004)のMDRのうち、それぞれ4%、19%、15%がXDRであった。 <訳註> WHOの2006年ガイドライン1)において、結核治療には少なくとも4種類の有効性が確認された抗結核薬を使用するというprogrammatic managementが提唱されたことを受けて、XDRの定義が提案されました。つまり、3種類以下の抗結核菌薬にしか感受性でない多剤耐性結核菌については、このprogrammatic managementが適用できないということから、それらをXDRと定義しようというものです。 結核に対する病院感染制御についてはこちらを参照下さい。 1) World Health Organization. Guidelines for the programmatic management of drug-resistant tuberculosis. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 2006. (WHO/HTM/TB/2006.361). 2006年11月6日追記 その後XDRの定義は若干修正され、イソニアジド、リファンピン、フルオロキノロンに耐性であり、アミカシン、カナマイシン、カプレオマイシンのどれか一つ以上に耐性と定義されました。 CDC: Notice to Readers: Revised Definition of Extensively Drug- Resistant Tuberculosis. MMWR. November 3, 2006 / 55(43);1176. http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5543a4.htm MMWR:2006.03.24/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2006.11.06 | |