Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 > 感染対策学術情報 > 医療関連感染対策情報季刊誌より(Carlisle) > Outline > ウエスト・ナイルウイルス感染症
Carlisle
医療関連感染情報季刊誌より
Vol.7 No.2 Summer 2002

ウエスト・ナイルウイルス感染症

栗村 敬(大阪大学名誉教授)

脳炎を特徴とするウイルス感染症といえば日本人は日本脳炎を考える。このウイルスには媒介する蚊(ベクター)があり、またヒト以外にも宿主となるブタやウマがある。類似する感染サイクルをもつものには日本脳炎ウイルス(JEV)と同じフラビウイルス科に属するセントルイス脳炎ウイルス(SLV)(米国イリノイ州、セントルイス、カンザス州などにみられる)、ミューレイ・バレー脳炎ウイルス(MVEV)(南オーストラリアなど)、中央ヨーロッパ・ロシアダニ媒介春夏脳炎ウイルス(ヨーロッパ、ロシアに存在)などがある。また、一般に軽症であるが高齢者に致命的な脳炎を起こすウエスト・ナイルウイルス(WNV)が突如としてニューヨークに現われ人々を驚かせたのは1999年のことである。WNVの常在地はアフリカ、ヨーロッパ、旧ソ連、中東、インドなどであり西半球には初めて出現したことになる。

※この記事に関しては抜粋のみ掲載しております。全文をご覧になりたい方はこちらよりご請求ください。

Carlisle Vol.7 No.2 p1-3 Summer 2002

関連サイト