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Carlisle
医療関連感染情報季刊誌より
Vol.11 No.4 Winter 2007

抗菌薬適正使用における薬剤師の役割
―CDC・耐性菌防止のための12のステップ―

阿南 節子
(市立堺病院薬剤科)

最初の抗菌薬であるペニシリンが広く使われるようになったのは第二次世界大戦後である。ペニシリンは黄色ブドウ球菌に対して劇的な効果を発揮し、人類は感染症との闘いに勝利したかに見えた。しかし、1950年代にはペニシリン耐性黄色ブドウ球菌が出現し医療現場の脅威となった。それらを制圧するためにメチシリンが開発されたが、1970年代にはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌が伝播し脅威となった結果、欧米ではバンコマイシンが汎用された。米国では、1990年代になるとバンコマイシン耐性腸球菌(殆どの抗菌薬に対して耐性である)が急速に台頭しさらに大きな脅威となった。1997年にはバンコマイシン低感受性の黄色ブドウ球菌が検出され、黄色ブドウ球菌の完全バンコマイシン耐性化が危惧された。そして、ついに、2002年7月には米国で、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)の最初の症例が報告された。

2003年、これら一連の耐性菌の出現を緊急事態と位置づけ、CDCでは‘耐性菌と闘うための12のステップ’キャンペーンを開始した。以下に概要を紹介する。

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Carlisle Vol.11 No.4 p7 Winter 2007

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