EURO Update
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欧州(Eurosurveillanceより)
2009/06/11
EU 諸国と欧州自由貿易連合諸国で発生した新型インフルエンザA(H1N1)v ウイルスの単体症例と集合症例に関する予備的分析
PRELIMINARY ANALYSIS OF INFLUENZA A(H1N1)V INDIVIDUAL AND AGGREGATED CASE REPORTS FROM EU AND EFTA COUNTRIESの要旨
Eurosurveillance, Volume 14, Issue 23, 11 June 2009
Eurosurveillance, Volume 14, Issue 23, 11 June 2009
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19238
4 月末にインフルエンザA(H1N1)v ウイルスのヨーロッパへの輸入が初めて確認されて以降、EU 諸国と欧州自由貿易連合(EFTA)諸国から感染に関する調査データの収集が行われてきた。(EU27 ヶ国とアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー。以降、EU+3ヶ国と表記)このレポートは、2009年6月8日時点で集まっているデータを基にした単体症例と集合症例に関する予備分析である。
6 月8 日時点で、EU+3ヶ国のうち25ヶ国から1,128件の感染症例が集合症例レポートを通して報告されている。尚、この1,128 件のうち498件(44%)は単体症例レポートを通しても報告されている。
初期の数百症例について行われた予備的分析の結果、EU+3ヶ国における疫学的パターンはアメリカで確認されたものと変わらないことがわかった。今のところ、このインフルエンザの症状は経度で季節性インフルエンザと類似している。しかし、この分析に基づいて感染リスクが最も高い年齢層について判断を下すのはまだ早計である。
最近の傾向から、ヨーロッパにおける感染は急増段階に入ることが考えられる。そのため、特に集合症例に関する情報収集は重要である。
6 月8 日時点で、EU+3ヶ国のうち25ヶ国から1,128件の感染症例が集合症例レポートを通して報告されている。尚、この1,128 件のうち498件(44%)は単体症例レポートを通しても報告されている。
初期の数百症例について行われた予備的分析の結果、EU+3ヶ国における疫学的パターンはアメリカで確認されたものと変わらないことがわかった。今のところ、このインフルエンザの症状は経度で季節性インフルエンザと類似している。しかし、この分析に基づいて感染リスクが最も高い年齢層について判断を下すのはまだ早計である。
最近の傾向から、ヨーロッパにおける感染は急増段階に入ることが考えられる。そのため、特に集合症例に関する情報収集は重要である。
Eurosurveillance 2009.06.11/ Yoshida Pharmaceutical Co Ltd: 2009.06.18
新型インフルエンザに関する情報は
こちらをご参照ください。