Carlisle
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医療関連感染情報季刊誌より
Vol.17 No.2 Summer 2012
次亜塩素酸ナトリウム溶液の適正使用に向けて
鈴木 智(新座病院 薬剤科)
近年、医療の高度化に伴うとともに病院薬剤師の業務もより臨床の場へと拡大し、チーム医療への参画が重要視されている。感染制御の分野においても例外ではなく、そこに関わる薬剤師は、特に抗菌薬や消毒薬の適正使用に努める必要がある。
医療施設ではさまざまな消毒薬を使用するが、特に次亜塩素酸ナトリウム溶液(以下、次亜Na)は中水準消毒薬として医療器具類の消毒に汎用され、また、ノロウイルスなど一部消毒薬に抵抗性を示す微生物に対する感染対策にも使用されている。しかし、次亜Naは光や有機物の存在などに影響を受けやすく、その適正使用が求められている。
今回は適正使用という観点から、次亜Naの自施設での使用状況の把握と改善策等について検討した。
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Carlisle Vol.17 No.2 p7 Summer 2012