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Carlisle
医療関連感染情報季刊誌より
Vol.18 No.4 Winter 2014

医薬品等の開封後の使用期限を考える

西 圭史(杏林大学医学部付属病院医療安全管理部感染対策室)

どの施設でも消毒薬に限らず医薬品を開封した際に開封日を記載することは、今では習慣となっていることと思う。当院が開封日を記載するようになったきっかけは、平成14年9月の東京都衛生局の立ち入り検査まで遡る。当時は国内でセラチアによる院内感染が多発しており、世田谷区で患者7名が死亡する事例が起き、院内感染防止対策の一層の徹底が重要視されていた。東京都による厳密な立入検査が行われ、使用期限切れの薬剤や万能つぼ(と呼ばれる壺)に乾燥したアルコール綿があったことで、「開封した薬液に日付の記入と使用期限の設定」「万能つぼの撤去、単包製品の使用」の指導を受けた。この指導以降、調製・開封した薬液は日付の記入や、冷蔵庫での保管といった適正管理および単包消毒薬を採用した。また、ほぼ同時期に病棟の使用中のポビドンヨードや逆性石けんの培養結果と、各病棟への消毒薬の払出し状況から、1本の消毒薬を使い切る期間を調査し、消毒薬の開封後使用期限を「3カ月」と規定した。

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Carlisle Vol.18 No.4 p7 Winter 2014

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